クリスマスプレゼント その2。
「アリス。起きて。」
「起きて。アリス。」
いつもと違う。アリスなお話です。
あるところにアリスという名の女の子が二人おりました。
二人のアリスはとっても仲良しでいつも一緒でした。

ある日、二人のアリスがうたた寝をしていると・・・。
アリスが目を覚ますと、猫の子と兎の子が立っていました。
「さぁさぁ、こっち。」
「だって、アリスはいつも僕らを大事にしてくれるじゃないか。
 今日は特別な日だから、感謝の気持ちにお茶会に誘ったんだ。」

「こっちに来て。」
猫の子と兎の子に言われるがまま、アリスは
どんどん進んでいきました。
辿り着いたその先にはお茶会でした。
猫の子と兎の子はアリスをお茶会へと招待してくれたのです。
一体どうしてお茶会に招待されたのかアリスには分かりませんでした。
猫の子に訊ねてみると猫の子はこう言いました。
アリスには猫の子が言っている意味が分かりませんでした。
一体、いつどこで猫の子はアリスの事を知ったのでしょう?
本当に猫の子が言っている相手はアリスなのでしょうか?
アリスが迷っているうちにお茶が運ばれ。
今度はお菓子も運ばれてきました。
色とりどりの美味しそうなお菓子です。
お茶もカップの中から良い香りを漂わせます。